お金ゼロでOK!図書館で始める無理なく続く読書習慣
読書習慣、始めたいけれど…こんな悩みはありませんか?
「読書を始めたいけれど、どんな本が良いか分からないし、購入するとなるとお金がかかる」「本を買っても最後まで読めるか不安」「仕事が忙しくて、本屋さんに行く時間もない」
このように感じて、なかなか読書習慣を始められない方は少なくありません。特に、まだどんなジャンルが好きか分からない段階では、たくさんの本を試すのは経済的な負担になることもあります。
そこで今回ご紹介したいのが、「図書館」を活用した読書習慣の始め方です。図書館には、お金をかけずに読書習慣をスタートさせるためのヒントがたくさん詰まっています。
なぜ図書館が読書習慣化におすすめなのか
図書館を活用することには、読書習慣を始める上で様々なメリットがあります。
- 経済的な負担がない: 最大のメリットは、本を借りるのに費用がかからない点です。気になる本を気軽に手に取って試すことができます。
- 豊富な蔵書: 小説からビジネス書、実用書まで、あらゆるジャンルの本が揃っています。自分の興味の幅を広げるきっかけにもなります。
- 予約システム: 人気の本や読みたい本を予約しておけば、順番が来たら借りられます。本を探し回る手間が省けます。
- 読む期限がある: 返却期限があるため、「この期間内に読もう」という適度なプレッシャーが、読むための行動を後押ししてくれます。
これらのメリットを活かせば、「お金がない」「どんな本を選べばいいか分からない」といった読書へのハードルを下げ、無理なく習慣をスタートさせることが可能です。
図書館で読書習慣を始めるステップ
では、具体的にどのように図書館を活用すれば良いのか、ステップ形式でご紹介します。
ステップ1:まずは図書館の利用登録をする
多くの図書館では、お住まいの地域や勤務先の地域の図書館カードを作成することで利用できます。必要なものは本人確認書類(運転免許証や保険証など)であることが一般的です。手続きは簡単で、すぐにカードが発行されることがほとんどです。まずはお近くの図書館のウェブサイトなどで、利用方法を確認してみてください。
ステップ2:図書館に行ってみる、またはオンラインで検索してみる
利用カードができたら、実際に図書館に行ってみましょう。広々とした空間で、様々な本が並んでいる様子を見るだけでも楽しいものです。
「どんな本を読めばいいか分からない」という場合は、以下の方法を試してみてください。
- 話題の本コーナーを見る: 新刊や人気の本が集まっているので、入口として手軽です。
- 興味のある分野の棚に行ってみる: 仕事に関連すること、趣味のことなど、少しでも気になるテーマの棚を見てみましょう。
- 「読みやすい」「入門」といったキーワードで探す: 最初から難しい本に挑戦する必要はありません。ページ数が少ないものや、図解が多いものなど、ハードルの低い本から選んでみましょう。
- 図書館の検索システムや蔵書リストを活用する: オンラインでキーワード検索をしたり、貸出ランキングを参考にしたりするのも良い方法です。
一度にたくさん借りすぎると、読みきれずにプレッポになってしまうことがあります。まずは2〜3冊程度から借りてみるのがおすすめです。
ステップ3:借りた本を「気軽に」読んでみる
本を借りてきたら、いよいよ読む時間です。図書館の本には返却期限がありますが、これも習慣化の味方と考えましょう。
- スキマ時間を活用する: 通勤電車の中、お昼休み、寝る前の数分など、短い時間でもページを開く習慣をつけましょう。
- すべて読もうと頑張りすぎない: 「〇〇ページまで読もう」「この章だけ読んでみよう」など、小さな目標設定でも構いません。最後まで読み切ることにこだわりすぎず、興味が持てるところだけ拾い読みするスタイルでも良いのです。
- 読む場所を決めてみる: 自宅のリラックスできる場所、通勤経路のカフェなど、「ここで読む」という場所を決めるのも集中力維持に役立ちます。
「読まなければ」という義務感ではなく、「せっかくだから少し読んでみようかな」くらいの軽い気持ちでページをめくるのが継続のコツです。
ステップ4:返却と次の本を予約するサイクルを作る
借りた本を読み終えた(または読みきれなかったけれど期限が来た)ら、速やかに返却しましょう。そして、返却する際に次の「借りたい本リスト」から新しい本を借りたり、予約していた本を受け取ったりするサイクルを作ります。
この「借りる→読む→返す→また借りる」のサイクルを繰り返すことで、自然と読書が生活の一部に組み込まれていきます。
図書館読書習慣を続けるためのヒント
図書館をさらに効果的に活用し、読書習慣を定着させるための追加のヒントをご紹介します。
- 予約システムを積極的に使う: 図書館のウェブサイトやアプリから、自宅や外出先から本の予約ができます。読みたい本が見つかったらすぐに予約リストに追加しておくと、効率的に本を借りられます。
- 電子図書館も検討する: お住まいの地域の図書館が電子図書館サービスを提供していれば、スマートフォンやタブレットで場所を選ばずに読書ができます。借りに行く手間も省けます。
- 図書館員に相談してみる: どんな本が良いか分からない、特定のテーマについて知りたい、といった相談に図書館員の方は応じてくれます。思わぬ良書との出会いがあるかもしれません。
- 借りる冊数を調整する: 自分のライフスタイルに合わせて、無理なく読める冊数を借りることが重要です。読みきれない状態が続くと、かえってモチベーションが下がってしまいます。
- 返却日を忘れない工夫をする: 返却日通知メールの登録や、カレンダーアプリへの登録など、うっかり延滞してしまわないように工夫しましょう。
まとめ:図書館はあなたの読書習慣の強い味方
読書習慣を始めたいけれど、何から手をつけて良いか分からない、お金や時間に不安があるという方にとって、図書館は非常に心強い存在です。
経済的な負担なく、多様な本に触れることができる図書館を活用することで、読書へのハードルを大きく下げられます。まずは利用登録から始めて、気軽に図書館を訪れてみてください。
「借りる→読む→返す」のシンプルなサイクルを自分のペースで繰り返すうちに、きっと読書があなたの日常に溶け込み、新しい世界への扉を開いてくれるはずです。焦らず、楽しみながら、あなただけの読書習慣を育んでいきましょう。