これで読書が続く!達成感が得られるシンプルな記録方法
読書を習慣にしたいと考えているものの、「なかなか続かない」「何を読んだかすぐに忘れてしまう」と感じている方は少なくないでしょう。仕事や日々の生活に追われる中で、読書時間を確保すること自体難しいと感じることもあるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、「読書記録をつける」という方法です。記録というと手間がかかるように思えるかもしれませんが、シンプルに行えば、読書習慣を強力にサポートするツールとなり得ます。
なぜ読書記録が習慣化に役立つのか
読書記録をつけることには、習慣化を促すいくつかの理由があります。
- 達成感の可視化: 読んだ本のリストが増えていくのを見ることで、「こんなに読めた」という達成感が得られます。これが次の一冊へのモチベーションにつながります。
- 継続の証: 記録自体が読書を続けている証拠となります。記録が途切れないように、自然と読書時間を意識するようになります。
- 振り返り: 後から記録を見返すことで、どのようなジャンルを読んでいるか、どんな内容に興味を持ったかなどを把握できます。これにより、次に読む本を選ぶ参考にもなります。
- 知識の定着: 簡単な感想やキーワードを添えるだけでも、内容を思い出す手助けとなり、知識の定着につながることが期待できます。
シンプルな読書記録のステップ
読書記録は難しく考える必要はありません。まずは「これならできそう」と思える簡単なステップから始めてみましょう。
ステップ1:記録する項目を最小限にする
最初は、必要最低限の項目だけを記録することから始めます。例えば、以下の3つだけでも十分です。
- 本のタイトル
- 著者名
- 読了(または読み始めた)日付
これだけでも、「いつ、どんな本を読んだか」を把握できます。慣れてきたら、簡単なジャンルやカテゴリを追加しても良いでしょう。
ステップ2:記録ツールを選ぶ
自分が最も手軽に続けられるツールを選びましょう。
- ノートや手帳: アナログ派の方におすすめです。空いたスペースにさっと書き込めます。
- スマートフォンのメモアプリ: いつでもどこでも記録できます。検索機能があるため、後から見返すのも容易です。
- スプレッドシート(Google Sheets, Excelなど): パソコンでの作業が多い方におすすめです。並べ替えや集計なども可能です。
- 読書記録アプリ: 読書に特化した機能(感想、評価、読書グラフなど)がありますが、最初はシンプルなものを選んだ方が負担が少ないかもしれません。
ツール選びに時間をかけすぎず、まずは今すぐに使えるもので試してみることが重要です。
ステップ3:記録のタイミングを決める
「いつ記録するか」を決めておくと、記録を忘れることを防げます。
- 本を読み終えた直後
- 寝る前など、一日の終わりにまとめて
- 通勤時間などのスキマ時間
など、自分の生活リズムに合わせて無理なく続けられるタイミングを設定しましょう。
ステップ4:完璧を目指さない
記録はあくまで読書習慣をサポートするためのものです。記録すること自体が負担になって読書が億劫になってしまっては本末転倒です。
- 記録を忘れてしまっても気にしない
- 感想は一言だけでもOK
- すべての本を記録しようと気負わない
完璧を目指さず、柔軟に取り組む姿勢が大切です。
記録をさらに活用するヒント
シンプルな記録に慣れてきたら、少しだけ工夫を加えてみましょう。
- 心に響いた文章やキーワードをメモ: 後から見返したときに内容を思い出しやすくなります。
- 簡単な感想や評価を星の数などで追加: 自分の読書傾向を把握するのに役立ちます。
- 次に読みたい本リストとしても活用: 読みたい本を見つけたら記録しておけば、「次に何を読もう」と迷う時間を減らせます。
これらのヒントも、無理のない範囲で試してみてください。
まとめ
読書習慣がない、あるいは続かないと感じている方にとって、読書記録は「読むこと」以外の負担が増えるように思えるかもしれません。しかし、ご紹介したように、項目を最小限にし、手軽なツールを選び、無理のない範囲で続けることで、記録は達成感を与え、読書を継続するための強力な味方になります。
まずは一冊、読み終えた本のタイトルと日付だけでも記録してみてはいかがでしょうか。小さな一歩が、読書習慣への確かな道につながるはずです。