スキマ時間で始める読書習慣:忙しいあなたも続けられる3つのステップ
忙しい毎日でも読書を楽しみたいあなたへ
仕事にプライベートにと、日々忙しく過ごされている中で、「もっと本を読みたい」「読書を習慣にしたい」と思いつつも、なかなか時間が取れないと感じている方は少なくないでしょう。また、長文を読むのが苦手だったり、すぐに集中力が途切れてしまったりして、読書から遠ざかっている方もいらっしゃるかもしれません。
読書習慣を身につけることは、新しい知識や視点を得たり、思考を深めたりすることに繋がります。しかし、そのためには「まとまった時間が必要」「難しい本を読まなければ」といった固定観念にとらわれる必要はありません。
実は、ちょっとした「スキマ時間」を活用するだけで、読書は十分に可能です。このコラムでは、読書が苦手と感じている方や、忙しくて時間がない方でも無理なく始められる、スキマ時間読書を習慣化するための具体的な3つのステップをご紹介します。
なぜスキマ時間読書がおすすめなのか
読書習慣がない方にとって、「1時間読書する時間を作る」といった目標は、ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、「5分だけ読んでみよう」であればどうでしょうか。心理的な負担が少なく、気軽に始められると感じませんか?
スキマ時間読書は、このように短い時間で区切って行うため、集中力が持続しやすいというメリットもあります。また、日常生活の中に自然と読書を取り入れることで、特別な時間を作る必要がなく、習慣として定着させやすいのです。
それでは、具体的にどのようにスキマ時間読書を始めて、習慣にしていくのか、3つのステップを見ていきましょう。
スキマ時間読書を習慣化するための3つのステップ
ステップ1:準備を整える
まずは、読書を始めるための下準備から始めます。ここでのポイントは、「手軽さ」と「具体性」です。
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読む本を1冊決める 最初は、ご自身の興味がある分野の本や、以前から気になっていた本を選んでみましょう。読むのが苦手と感じる場合は、ページ数が少なめの本や、イラストや図解が多い本から始めてみるのもおすすめです。複数の本に手を出すよりも、まずは1冊に集中する方が達成感を得やすいでしょう。電子書籍であれば、複数の本を持ち歩く必要がなく、場所を選ばずに読めるため、スキマ時間読書に適しています。
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いつ、どこで読むかを具体的に決める 「時間があるときに読もう」と考えていると、いつまでも読書は始まりません。「朝の通勤電車の中」「ランチタイムの後の10分間」「寝る前の15分」など、具体的な時間と場所を決めましょう。スマートフォンにリマインダーを設定するのも有効です。場所は、落ち着いて少しでも集中できる場所を選びます。カフェや公園のベンチなども良いでしょう。
ステップ2:実践する
読む本と読む時間・場所を決めたら、実際に読んでみます。
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短い時間で区切って読む 決めた時間になったら、まずは5分や10分といった短い時間だけ集中して読んでみましょう。このとき、どこまで読むかといった目標は決めず、タイマーをセットして時間になったら中断するという方法がおすすめです。無理に区切りが良いところまで読もうとせず、潔く中断することで、次の読書への意欲につながります。
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集中するための工夫をする スキマ時間は、どうしても周囲の誘惑が多いものです。読書中はスマートフォンの通知をオフにしたり、機内モードに設定したりするなど、気が散る要因を減らす工夫をしましょう。耳栓を使うことも有効です。完全に集中できなくても構いません。少しでも本に触れる時間を確保することを優先します。
ステップ3:継続させる
習慣化には、継続が不可欠です。読書を無理なく続けるためのヒントをご紹介します。
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読んだページ数を記録する 簡単な記録をつけることで、自分の進捗を可視化できます。「〇月〇日 △△(書籍名) p.〇〇まで読んだ」といったメモでも十分です。読んだ量が積み重なっていくのを見ることで、達成感やモチベーションに繋がります。読書管理アプリなどを活用するのも良い方法です。
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完璧を目指さない 毎日決めた時間に読めなくても、計画通りに進まなくても、自分を責める必要はありません。「今日は忙しくて読めなかったな。明日は5分だけ読んでみよう」と、柔軟に考えましょう。完璧を目指しすぎると、一度中断したときに諦めてしまいがちです。細く長く続けることを目標にします。
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読書の成功体験を積み重ねる 1冊読み終えたら、達成感をしっかりと味わいましょう。読み終えた本をリストアップしたり、簡単な感想をメモしたりするのも効果的です。「自分にも読書ができた」という小さな成功体験が、次の読書への大きな原動力となります。
まとめ:小さな一歩から読書の世界を広げよう
読書習慣を身につけることは、決して難しいことではありません。忙しい毎日の中でも、今回ご紹介した「スキマ時間」を活用し、準備から実践、継続のステップを無理なく取り入れてみてください。
最初は5分からでも構いません。完璧を目指さず、楽しみながら続けることが大切です。スキマ時間読書を通じて、きっとあなたの日常に新しい発見や楽しみが増えるはずです。ぜひ、今日から小さな一歩を踏み出してみてください。